ホノノア

ホノノアの漫画|2026年9月

いちばんの原因は「してやってるのに」

妻がつらくなった理由に、あとで気づいた夫の話です。

このお話は、掲示板や相談サイトに書かれた夫婦の声をもとに描いたフィクションです。

夜の小さな部屋で、請求書の山を前に疲れ切った夫婦
お金もなくて生活は大変でした。二人ともいっぱいいっぱいで。
洗濯物を干し、妻の肩をもむ夫
家事も育児もマッサージも僕なりにやっていたつもりです。
布団の端で背を向けてひざを抱える妻と、後ろで戸惑う夫
そんなころ突然、妻が夜の営みで何も感じられなくなって。
台所で腕を組んで不満そうな夫と、流しで背を向ける妻
そうなったのは、育児の疲れから。なのに僕は、妻の愛情がなくなったせいだと決めつけて、見返りばかり求めていたんです。
言い合いのあと、廊下で向き合う傷ついた顔の夫婦
お互いに傷つける言葉を言い合って、妻に「もうしたくない」と言われました。
夜中、ひとりでスマホを読みながら、何かに気づく夫
同じ悩みの人の書き込みを読むうちにやっと気づいたんです。こじれた一番の原因は、僕の「してやってるのに」だと。
朝の台所で、妻のそばにそっとコーヒーを置く夫
妻も「私がしてやってるのに」と思っていたようです。話し合ったわけではないけれど僕は考えを変えて、心のつながりを大事にしました。
片付いた部屋で、並んで夕食を食べながら笑い合う夫婦
時間はかかったけれど、妻もまた感じられるようになりました。ギスギスもなくなって、忙しいのになぜか、ゆとりのある毎日です。

このお話の元になった声

セックスレスになりかけた夫の書き込みです。「ここでROMってたんだよ」「貧乏だし生活大変だったからお互いいっぱいいっぱいだった」「家事とか育児とかマッサージとか色々やってたけど」

「結果的には育児ストレスだったんだけど、当時の俺はそこを愛情のせいにしたり」「嫁を傷つける言葉も言ったしさ、俺も同じように傷つけられたよ」「その時嫁にもうしたくないって言われて」「この『してやってんのに』が一番の要因」「同じように嫁も私がしてやってんのにってなってた」「特に話合った訳ではないけど、俺がそこに気付いて考えを変えるようにした」「心の繋がりを大事にしたら、時間かかったけど」妻もまた感じられるようになった、と書いています。「ギスギスも無くなって、相変わらず忙しいけどなぜかゆとりのある生活になった」

きっかけも、かかる時間も、人それぞれです。

2026年9月時点。困って書き込んだ人の声です。このお話は、声をもとに描いたフィクションです。

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