ホノノア

ホノノアの漫画|2026年9月

妻の良いところを見るようにした

喧嘩ばかりで、11年触れ合いがなかった夫の話です。

このお話は、掲示板や相談サイトに書かれた夫婦の声をもとに描いたフィクションです。

台所で強い口調で話す妻と、腕を組んで顔をそむける夫
結婚して17年。妻とは喧嘩ばかりしていて、離婚の話も何度も出ました。
夜のリビングで、ひとりソファに座り考え込む夫
触れ合いがなくなって、11年がたっていました。口にすれば喧嘩になって、もう仲直りできない気がして、ずっと我慢していました。
夕食の席で、仕事の話をする夫と、うなずきながら聞く妻
言い出せないぶん、せめて妻の良いところを見ようと思いました。知的で、仕事の話をよく聞いてくれる。
仕事帰りのまま台所で料理をする妻と、戸口から見ている夫
返ってくる言葉も、短くて的確。働きながら、毎日おいしいご飯を作ってくれて、家も片付いている。
言いかけた言葉を飲み込み、表情をやわらげる妻と、それに気づく夫
そうしているうちに、妻も喧嘩にならないよう気をつけてくれていたのだと分かるようになりました。
ソファで夫の肩にもたれる妻
少しずつ、穏やかに過ごせるようになりました。そのうち妻が甘えてくるようになり、11年ぶりに触れ合いました。
お茶を前に、本音を話す妻と、聞いている夫
妻はこう話しました。「毎日忙しくて、へとへとだった。あなたはラクしてて、ずるいと思っていた」「でも、大事にしてくれるし、このまま老人になるのはいやだと思った」
夜のベランダで、ほっとした顔をする夫
触れ合えなかった11年を取り戻したい、と思うこともあります。でも、妻が戻ってきてくれたので、これからも仲良くやっていこうと思います。

このお話の元になった声

11年触れ合いがなかった夫の声です。「嫁の良いところを見るように努力してみました」「嫁なりにオレと喧嘩にならないように努力しているのも分かるようになりました」そのうち妻が甘えてくるようになり、11年ぶりに触れ合った、と書いています。

妻は「本当に毎日忙しくてへとへとだった」「ラクしてる、ずるい」と思っていたと話し、「このまま老人になるのはいやだと思ったから」と言ったそうです。夫は「この11年がどうのこうのと言わず仲良くしていきたい」とも書いています。

きっかけも、かかる時間も、人それぞれです。

2026年9月時点。困って書き込んだ人の声です。このお話は、声をもとに描いたフィクションです。

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